子猫

2/3
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
《ざぁぁあ…》 「まじかよ~」 その日は何だかやけに雨が降っていた。 俺は傘を忘れたから、しょうがなく濡れながら帰ることにした… ふと走ってる途中ダンボールが目に入ったから、近づいて覗いて見た。 そこには小さい子猫が震えていた… その子猫は瞑らな瞳で俺を見てくる。 「うは~まじかよっ」 そう言いつつ頭を掻いた。 可哀想だけど‥ 俺には無理だろ。 そう思って無視して帰る事にした… 《ガチャン》 「ただいま~」 し~ん… 誰も居るわけないか(笑) 電気を点けると、そこには子猫がちょこんと座って居た… 「えっ!!お前何処から…っ」 周りを見ると窓が開いていた。 どうやら、窓から侵入して来たみたいだ。 子猫がこっちを見てまた瞑らな瞳で… 「わぁった…泊めるからそんな目で見んなよ~…」 とりあえず、その日は疲れてるから寝る事にした。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!