第六章 地獄

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俺は部屋に帰った後ご機嫌でシャワーを浴びた。 シャワーから出ると冷蔵庫から缶ビールを出して 一気に飲み干した。 うまい! TVのスイッチを入れた2本目の缶ビールを開ける。 俺は先ほどのまりあとの出来事を回想していた。 表情が勝手にほころんでくる。 頭の中はまりあの笑顔で一杯だった。 何気なく鞄の中の携帯を取り出す。充電しなければ。 携帯がピカピカ光っていた。着信か? 携帯を開いた俺は目を疑った。 「着信24件」 誰だ?24件もの着信なんて。 履歴を見る。一気に背筋が凍りついた。 志村 志村 志村 志村 志村・・・・・ 全てが志村からの着信だった。 ドクン・・・。心臓の高鳴りが分かった。
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