キラ・レイトバルーン

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「ふぁ~・・・んにゃー。ミケルおはよー」 キラは自分を起こした女の子ミケルにほんわかと笑みを浮かべ挨拶した。 「ばっか!おはよーじゃないわよ!」 「へ?何で?」 「前、前!!!」 「前?」 キラは眠たい目を擦りながら前を見る。 そして一気に目が覚めた。 「あっ・・・先生・・・」 教師は青筋を浮かべたまま笑みを零した。 「おはよう。レイトバルーン」 そう言って握りしめていた白いチョークを握力だけで粉砕した。 相当キレているらしい。 「三年生になって今日で何回注意されている?答えなさいレイトバルーン」 「えーと・・・軽く百回?」 キラは恥ずかしそうに頭を掻きながら答えた。 「軽く百回?じゃなーい!!!毎日毎日毎日何回注意されれば気が済むんだ!」 教師が教卓をバシンとおもいっきり叩いた。
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