351人が本棚に入れています
本棚に追加
「な、なぜ?」
「何故って………
勝てっこねーじゃん。無理なもんは無理。
てか、俺は王様なんてどうとも思ってなかったしな。」
「…………」
「ってわけだ、帰ってくれ。」
俺は立ち上がり、王国兵を家の外まで押し出した。
「んじゃあな。」
扉をしめようと、ノブに手をかけたその時、
「ま、まて!!」
王国兵が叫んだ。
「………なに?」
「お前、独り身か?」
「うん。」
「女性は好きか?」
「大好物。」
「…………」
「あ、何?
その『うわぁ』みたいな目は。」
「い、いや………」
「で、何?」
最初のコメントを投稿しよう!