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「まったく、目を離すとすぐこれなんだから!」
プンプン怒りながら空から降りてきたようこ。
「ようこ、啓太様にそんなことしたら駄目だよ…別に啓太様は悪いことなんてしてないんだよ?」
ピンポイントで啓太を狙ったため少女はまったくの無傷であったが、やや怒り気味に言いかかってきた。
「浮気は充分わるいことなの!って…あんた、だれよ?啓太様?」
「私だよ、ようこ♪薫様の犬神のともはね♪」
ジト目で見ていたようこに笑って答えたともはねだったが、ようこは驚きながら目を上下に動かしながら、
「ともはねって…ともはねのわけないじゃない。私の知ってるともはねはこんなにちっちゃくて…あんたみたいなケイタ好みの女じゃないの!」
イライラしながら言い返して怪訝そうに睨んでいると、
「ともはね!やっと見つけましたよ…勝手に出歩いちゃ駄目ってあれだけ言ってるじゃない」
「なでしこ?」
「あっ、なでしこだ♪」
小走りに走ってくるなでしこを見て、ピクッと反応する2人だがそれと同時に…、
「やあ、なでしこちゃん♪相変わらず立派な乳だね♪」
いつの間にか復活した啓太がなでしこの手を取り挨拶すると、少し頬を赤くするなでしこと同時にようこが…、
「なんで懲りないの、ケイタは!」
先程よりもさらに火力があがった炎で燃え上がった。
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