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いまりとさよかが笑った。その笑みはたゆねには悪魔の微笑みに思えた。
「ねぇ、さよか~」
「なんだい、いまり君」
「これはどうするべきでしょうな~?」
「どうするもこうするも…」
ニヤッと笑いあい、
『みんなに言いふらすしかないでしょ!』
ハモらせ、サッと脱衣場のドアを閉め走り去っていった。たゆねは顔を真っ赤にしてプルプル震えながら、
「いまり!さよか!まてぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!」
怒り狂いドアなどをぶち壊しながらいまりとさよかの後を追っていった。
その拍子に椅子が倒れ、啓太の腹に当たるとゲホッと吹き出しながら意識が目覚めた。
「んっ…ここどこだ?」
上半身を起こし、頭を掻きつつ周りを見渡すとたゆねの服があった…当然下着も…
「うひゃひゃひゃひゃ♪パンツ~♪パンツ~♪♪♪」
下着を両手で掴み踊りまわる川平啓太。その様子をたまたま…そう、たまたま偶然に風呂に入ろうときてしまったのが…いぐさであった。
女性の下着を持ちながら裸で踊り回る様子を見て、声ならぬ声をあげその場から逃げ出した。
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