392人が本棚に入れています
本棚に追加
/106ページ
カケルはあゆのことが好きだった。
アタシのことは<先生として守りたいだけだった>。
笑える。
一人芝居。
アタシは、なぜこんなにも、おとな気ないんだろう。
アタシには先生の資格なんてやはり無かった。
自分の、人間としての馬鹿さ加減がほとほと嫌になる。
もう、家にも帰りたくなかった。
嘘の結婚生活が待ってるだけだ。
もう、戻りたくない・・・・
どこへも・・・・・。
最初のコメントを投稿しよう!