~始まり~

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「んで用って何だよ………?じいさん❗」 "じいさん"を強調して言うユウヤ。 「わっ、私はじいさんではない❗オーキドだ❗まぁいい……実はお前に頼みがあってなぁ。」 「は…………? 何だ?その頼みってのは?」 「実はお前に旅に出て欲しいんじゃ❗」 「はぁああ?!!! なんで俺が旅なんか行かなきゃいけないんだよ❗」 「実はこのポケモン図鑑を埋めて来て欲しいんじゃ❗」 そう言って真っ赤な手帳のような機械を取り出して、ユウヤへと見せながら言った。 「これを持って、世界を旅すんじゃ❗色んな街や出会いがあるぞ❗」 そう熱弁するオーキドを見て、ユウヤは 「……………わかったよ❗ んじゃ今から行くよ❗ オーキドのじいさん❗」 「だ~か~ら~❗ まぁよい……、お前に注意しとかないといけないことがあるんじゃ❗」 そう言うと、神妙な表情で説明を始めるオーキドは… …はっきり言って怖い← 「よ~く聞いとけよお前は今から色々な所に行くと思うがたま~に擬人化したポケモンも居る、そういう奴には近づいたらいかん❗」 「あーはいはい。 わかったわかった❗んじゃ今度こそ行くわ❗」 「あっ待て待て❗」 「今度はなんだ❗じいさん❗」 勢いよく出て行こうとしたユウヤを、慌ててオーキドは引き止めた。そして、こう言った。 「パートナーが居なければ、野生のポケモンと戦えないじゃろう?私の自慢のポケモンをあげよう❗ヒコザル、ポッチャマ、ナエトルさぁこの三匹の中から選ぶんだ❗」 「う~ん…………じゃあ… ……ヒコザル❗」 「そうか。ヒコザルにするか! ほれ、連れて行くんじゃ❗ちゃんと親に言ってから旅に出るんじゃぞ❗」 そう言って、オーキドはポケモン図鑑と、ヒコザルの入ったモンスターボールをユウヤに手渡す。 「わかったわかった❗黙れ❗」 それらを受け取ると ユウヤは再びまた家へと戻る。
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