七月二日

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    ―――俺は夢を見た。 外では大雨が降っている。 そんな中、俺は一人の女の子を見つけた。 女の子は涙を流している。目から雨のような涙が溢れている。 俺は見るだけ。何もできない。 助けてやりたいが体が思うように動かない。 その女の子の泣き顔はとても印象的で忘れることは到底不可能であった。 そして女の子はすぅっと消えていく。 俺はただ呆然と立ち尽くすだけ―――    
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