沙絵ちゃんの真実

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もう戻らないんだ。 それならば私たちにできることは、ちょっとずつでも明日に向かうこと。 「これでたりるよね?」 イスから立ち上がってテーブルの上に1000円札を置くと、沙絵ちゃんは涙を流したまま首を横に振った。 「いりません…払います」 「いいの、頼りないけど一応先輩だからね」 .
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