沙絵ちゃんの真実

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沙絵ちゃんの隣にしゃがみ込んで、手を握りしめる。 命を背負った分、あったかいね。 「沙絵ちゃん…もうバレバレだと思うけど、私陽介のこと…本当に…死ぬほど好きだったの。 ……幸せにならなきゃダメだよ。後悔なんかしちゃダメだからね」 私の言葉に彼女は2、3度コクンコクンとうなずき、苦し紛れだけど笑顔を見せてくれた。 .
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