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私
「分かりました。その話ひきうけます。…でもどうやってやれば」
多田野はニヤリを笑い、私にむかって言った。
多田野
「私の家でやります」
私
「え?」
多田野
「普通に製作にあたれば、高額な料金が必要になります。しかし、テレビにむかってデス・アイの力を送り込めばテレビの電気料金だけですむ」
私
「??」
多田野
「つまりこういう事ですよ。私もデス・アイの持ち主なんです。アナタが頭にえがいたアイディアをテレビ画面に具現化し、私がそれの良し悪しを判断するというもの。デス・アイにより具現化したものはデス・アイでしか読み取れません。…つまり、我々のアイディアを盗まれる可能性はほぼないという事。デス・アイを通してでないと視れないのはサザエの件で分かったでしょ?」
私
「成程ね…」
多田野
「それでは未来のテレビ番組視聴率アップの希望を胸にいざ我が家へ!」
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