重り

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  C『あの日、俺なんかの前で泣いたありすを見て、本当は弱いんだって。どんなに強い顔していても、弱い部分があるんだって分かった。独りぼっちで戦ってるんだって…。気付くのが遅いけど…』       だから、俺に出来る事は何でもして、ありすを守りたいって本気で思った。             聞きたくなかった…。       とんだ思い違い。         私はCのこの言葉に、縛り付けられたような気がした。
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