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ティナは体から青白い魔力を滲み出ていた。
まだ抑えているものの、目で見てはっきり分かるぐらい濃いものだった。
ティナ「私の大事な人を物って言ったことを、後悔させてあげる。」
囲んでいた生徒も戦闘体制に入って、教室にはピリピリした空気に包まれた。
秋斗やリオンや他の男子は、止めようにも近寄りがたい空気に怖じけづいていた。
だが、そんな中一人の人物の登場で事態は変わっていった。
その人物は、理事長であるユキだった。
誰も気がつかない内に教室に入りガイの横に立っていた。
ユキ「はいはーい、そこまでにしないと退学にしちゃいますよ。」
普段聞き慣れない声と退学という言葉に、反応して皆はユキの方を向いた。
皆は一度だけ見たことがあるので、すぐに理事長だと分かり席に戻って行った。
ユキ「皆さんも余りガイ先生を、困らせないでくださいね。
それでは。」
ユキは言うだけ言って教室から出ていってしまった。
残ったのは殺伐とした空気だけだった。
そんな中でもガイは連絡事項を、話さなければいけなかった。
ガイ「えー簡単にいうが、三ヶ月後に学校対向戦をやることになった。
これは、五つの学校の代表が一番を求めて戦う物だ。
その予選が一ヶ月後にあるから各自準備をしといてくれ。」
ガイの言葉に皆は無反応だった。
ガイは聞いているのか心配になりながらも、いくつもの連絡をしていった。
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