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全ての攻撃が一カ所で重なろうとした時、炎・雷・風は何も無かったように消えていた。
ティナは倒せないにしても少しはダメージを与えられるだろうと思っていたが、秋斗は無傷で傍らには黒い球体『黒心太陽』があった。
ティナ「何それ?」
アキト「黒心太陽っていうんだ。
全てを無に帰す力が結晶化した物だね。」
ティナ「それって反則じゃん!」
アキト「それなりに反動はあるよ、生きた物には意味ないし、魔法とか消すと魔法に使われたのと同じ量の魔力を消費するしね。」
秋斗は自分の弱点を話していった。
もちろんそれはティナだからこそ知ってほしい事だった。
ティナ「そんな事も教えてくれるんだ……じゃあホープの能力を教えてあげるね。」
ティナは八枚のカードの内の六枚を手に取った。
ティナ「この六枚がそれぞれの属性魔法陣が記憶されていて、魔力を流すと魔法が使えるの。」
更に二枚のカードを取って説明をしだした。
ティナ「このカードは、両方とも今の私の魔力量じゃ使えないくらい強い魔法が使えるカードなの。
その魔法っていうのが……。」
説明の途中で、グリフが訓練場に入って来たので話を途中でやめた。
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