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秋斗は若干不機嫌になっていたところに、ガイが教室に入って来た。
ガイ「おはよう、久しぶりに皆の元気な姿を見れて嬉しいぞ。
今日は、連絡事項が多いからしっかり聞いてくれよ。
まずは、入って来てくれ。」
扉が開きティナが入って来た。
男子はその美貌に見とれていた。
女子はレベルの違いに落胆する者や、憧れの眼差しを送る者がいた。
ガイ「今日から編入して来たティナ君だ、自己紹介をしてくれ。」
ティナは「はい。」と言って自己紹介を始めた。
ティナ「ティナ=サーペントと言います、属性は水です。
これからよろしくお願いします。」
最後に軽く頭を下げて笑顔を見せた。
その笑顔に、男子だけでなく女子やガイまで頬を赤らめていた。
この日からティナの笑顔は、女神の微笑みと呼ばれるようになった。
ガイ「……席は自由なので適当に座ってくれ。」
皆自分の隣に来いと願っていたが、ティナは迷う事なく秋斗の隣に行き、秋斗に寄り添うようにして座った。
次の瞬間、教室の時間が止まったように静かになった。
男子は机にうずくまりながら啜り泣いていた。
そして……
「私達の秋斗様に何してるのよ!」
秋斗のファンクラブの生徒がティナを囲み言った。
だが、その言葉にティナは反応して臆する事なく言い返した。
ティナ「秋斗は、私の彼氏なのよ!これくらい普通でしょ!?」
「そんなの知らないわ!秋斗様は皆の物よ!」
秋斗を物と言ったことでティナはキレてしまった。
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