女神再び

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授業中、秋斗とティナは周りの視線を一身に受けていた。 授業は、休みの間の成長を見るために魔法実技だった。 内容は目標に向けて、一番強い魔法を撃つだけという簡単な内容だった。 生徒達は中級魔法をやっと撃っている状態だった。 秋斗からしてみたらレベルの低い内容だったが、普通の生徒なら中級を撃てるだけでも凄い事だった。 その中でも、リオンとティアラは上級魔法を撃っていた。 そしてシュシュは最上級魔法を撃っていた。 これにはガイも驚いていた。 そして順番はティナの番になった。 ティナは一人前に出て行った。 リオンは秋斗に近付き、気になっていることを聞いていた。 リオン「それで、彼女さんはどのくらい強いんだ?」 アキト「簡単に言えばゼロさんと同じくらいかな。」 昨日の戦いでゼロとはいい試合をしそうだが、楓には敵わないと秋斗は思っていた。 リオン「そんなに強いのかよ!?」 アキト「見てれば分かるよ。」 二人は話しを止めてティナに注目していた。 調度今から詠唱に入るところだった。 ティナ「『夜空に見せられし物よ、我と共に天空の月を作らん ムーン・ド・アイス』」 最上級でも上位に入る魔法だった。 氷で出来た巨大な球体は月の様で、上空から目標に当たった。 目標の辺りは一面氷の世界になっていた。 生徒には秋斗が張った結界で無事だったが、目を閉じ後ろに倒れている者がほとんどだった。
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