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朝になり秋斗は目をさました。
夢の内容はしっかりと覚えている。
そして、秋斗は今悩んでいた。
元の世界に戻りたい気持ちはある、しかし、院長や奥さんや孤児院の兄弟の事を考えるとすぐには答えを出せなかった。
秋斗は一人で考えるのを止め、院長に相談することにした。
アキト「……と、いう訳なんです。」
夢の内容を全て話した。
院長は真剣な顔で秋斗を見つめていた。
院長「……そうですか。異世界ですか信じがたいですね……。」
アキト「やっぱりただの夢ですよね?」
院長「まだわかりません……秋斗にある昔話をして上げましょう。」
院長は突然昔話しを始めようとした。
秋斗は戸惑ったが院長の真剣な顔を見て静かに話しを聞くことにした。
院長「十五年前の事です……その頃私はこの孤児院を先代からついですぐでした。
ある日の夜、寝付けない私は散歩をしていました。
すると、目の前が突然光り輝きだしたのです。
光が納まると産まれて間がない赤ん坊がいたのです。
そして、その赤ん坊には秋斗と書かれた服を来ていました。」
秋斗は院長の話にびっくりしていた。
アキト「じゃあ僕は……?」
院長「確かに現実的にはありえない事です。
だから秋斗は一週間考えて答えを出して下さい。
私は秋斗君がどんな答えをだしても、ずっと秋斗君の事を自分の子供と思っています。」
院長の言葉に涙ぐみながら聞きお礼を言い部屋に戻っていった。
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