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ティナside
ティナも夢の世界から帰って来た。
ティナ(やっと終わるんだね……長かったな半年も待ったんだから、いい結果になりますように)
ティナが秋斗の夢に現れていたのは、こちらの世界に戻って来て貰うためだった。
強制的に連れて来ようと思えば出来たが、それをしなかったのはティナが、二人だけの時間を大切にしたかったから。
ティナは部屋を出て、別の部屋に入っていった。
部屋の中には、一人のとても美しい女性がコーヒーを飲みながら座っていた。
ティナ「ユキさん、今日彼に伝えてきました。」
ユキ「ついに伝えたのね、半年も一人占めにして困った子ね。」
ティナ「だ、だっていきなり会って許婚って伝える勇気が無かったんですよ。」
ユキ「大丈夫よ、ティナちゃんに惚れない息子じゃないわよ。」
ユキは秋斗の母親だった。
そして、ティナは秋斗の許婚だった。
ユキ「それにしても、ティナちゃんはベタ惚れね。
早めに付き合って孫を見せてね。」
ティナ「はい……。」
顔を真っ赤にして俯きながら返事をするティナ、二人の中では結婚する事はすでに決まっていた。
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