序章~デアイ~

3/20
前へ
/93ページ
次へ
「何で俺の部屋に?」 「だってさっき招待してくれたじゃん」 ………は?さっき?ここに来るまでに会ったのは猫だけだぞ? 「俺、何て言ってた?」 「擬人化して俺んち来ない?って」 うん。夢だこれ。そう思って自分の頬を殴ってみたら………うん。普通に痛い。 「つかぬ事をお聞きしますが………貴方はさっきの猫ですか?」 「うん!」 「えええっ!!」 俺の突然の叫びに猫娘は少し怯えた様だった。 「……私がここに居ちゃ迷惑だった………?」 涙目+上目遣い+猫耳…………ヤバイ。可愛すぎる。アキバに通い詰めるオタクの気持ちが少し分かった…様な気がした。とはいえそっちの道に走る気は無いが。 「迷惑じゃ……無いかな………」 「ホント?!」 猫娘は突然俺に抱きついてきた。……俺の理性に甚大なダメージを与えおって………。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

297人が本棚に入れています
本棚に追加