人間ですか?

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「…~です。……さい!」 「…さ…い。俺に…か…さいね?」 かすかに聞こえる声を頼りにソローッと近づいてみる。 ちょっと声かけて、説明してもらえば万々歳だ♪ 人は2人いて、男女1人ずつみたい。 もうちょっと近づいてから声をかけようと思ったら… 「しつこい女性は好きではありませんよ」 「でも、私はずっと好きで…」 「自分が好きだからと言って、相手も自分のことを好きだとは限りませんよ」 わぁお、まさかの修羅場!? どうしよう… 声かけるの止めようかな… でも、入学式の時間が~ とウダウダ考えていたら、なぜか女の子が泣きながら走り去っていた。 告白でもして振られたのかなぁ…と考えていたが、これで聞けるとプラスに考えた私は、まだ残っていた男子に声をかけた。
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