第三章

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「おはよ」 恵二はにっと笑う。おはようございますと寝惚け眼のままで返事を返す。 「恵二さん、そこで何をやっていらっしゃるのですか」 「彼女の寝顔の撮影会をしておりました」 携帯電話のカメラを私に向ける。カシャ、と小気味の良い音が鳴る。
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