第三章

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「恵二」 私はふと浮かんだ疑問を恵二にぶつけた。 「私たち、彼氏彼女なんでしょ? いつまでそうなの?」 「なぁに? 俺と結婚したいの?」 恵二はおどける。違う違う!と半ば叫ぶように言い、早口に言う。 「ほら、私が先輩に告白するのを応援するためのお付き合いなんでしょ?」 「うん、そうだよ」 「だったら、私が先輩に告白したら、この関係はどうなるの?」 「続く」 「へ?」
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