第四章

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「潤んだ目でにらみつけられてもぜんぜん恐くないんだけど」 恵二は口の端を上げてそういう。 「……顔洗ってご飯食べてくる」 「ご飯ならうちで食えよ。姉さんもそろそろ起きる頃だから」 部屋を出ようとしたら、恵二がそう言った。 「ご一緒させていただきます!」 私は叫ぶように言った。
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