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「あ、真咲ちゃん、おはよう」
顔も洗って、キレイに髪を整えて、私は恵二の家にお邪魔した。
「今日の料理当番は恵二なのよ。美味しいご飯を食べられるわよ」
先輩は優しく微笑みながら言った。私は首が千切れそうになるくらい縦に振った。
「姉さん、こいつ、昨日から俺の彼女なんだ」
キッチンに立っている恵二が先輩に言う。
「まぁ、まだ付き合っていなかったの?」
先輩は酷く驚いたという表情をしていた。私は頭の中が疑問符だらけになった。
「小さい頃から真咲ちゃんと恵二は仲良しだったから、もう付き合っているものかと」
うふふ、と笑いながら先輩は言う。私は肩の力が抜けるのが解った。
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