第五章

6/6
前へ
/188ページ
次へ
「すみま……ご、ごめんね。私もそうやって食べるのが好きだよ。お母さんに行儀悪いって叱られても、美味しいから辞められないんだ」 早口になりながら私は言った。 「姉さん、よかったな。仲間がいて」 明らかに不機嫌な恵二がぶっきらぼうに言う。 「うふふ、妬いてるの?」 先輩がにこにこと微笑みながら言う。恵二はべつに、とそっぽを向いた。
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!

449人が本棚に入れています
本棚に追加