第一章

5/5
前へ
/188ページ
次へ
かさり、と机にメモが転がった。 周りを見渡すと、恵二がにやりと笑いながら手を振っていた。 教壇に立つ先生に見つからないようにしながら、コッソリとメモを開いた。   「深雪姉の身長、おしい。164cmだ。ちなみに体重は――」   私は勢いよくメモを破いた。
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!

449人が本棚に入れています
本棚に追加