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しばらくは、いつもの日常が続いていた。
あたしは、相変わらず定食屋でバイト。
アイツも昼間は仕事に行っていた。
朝、アイツにお弁当を作っている時、結婚って、こんなことなんだろうな…と、想像したりして。
集会には、あの日からなんとなく行きづらくなってて、あたしはしばらく顔出してなかった。
アイツは、頭になるとかならないとかで忙しいらしく、ほとんど毎晩のように特攻服に着替えて出て行ってしまう。
でも、あたしの前では変わらず優しくて、それなりに幸せだった。
いつしか先輩のあの言葉も忘れていた…
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