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その日連れてってくれた場所は、アイツが入ってる族の集会だった。
『ここは、オレの唯一の居場所だ』
そう言って、あたしを仲間に紹介していった。
初めて感じる感覚に、あたしは少しとまどったが、単車のライトに照らされているアイツを見て、キレイだと思った………
その日、あたしはアイツの単車の後ろに乗って、真夏の夜の風を感じていた。
『お前さぁ、オレの女になれよ』
単車の上でアイツに言われた。
『ヤダよ、だってあんた族じゃん!いつ死んでもおかしくないじゃん!』
『…そうだよなぁ』
『そうだよ』
『…絶対死なないからさぁ(笑)』
『約束して』
指切りをしながらアイツはあたしにキスをした。
あたしはアイツの女になった………
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