プロローグ

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ん?あたし? 周りを見渡したけど、あたししかいない。 つい倉崎くんにあたし?と自分を指差して聞いた。 「もちろんです、お姉さんの名前教えてください!」 倉崎くんはあたしに詰め寄ってきた。 お姉さん!!いい響き!!!!最近近所の子供におばさーんって言われるのよね… どうしたんだろう…?と倉崎くんはあたしの顔をのぞき込んできたのであたしは現実に戻った。 「あたしは…西園寺水流だよ、倉崎くん。」 それから彼はあたしの犬になった。
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