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次の日、私はゆっくり萌との待ち合わせ場所に向かう。
「おっそいよー!」
萌が私を見つけると大声で叫ぶ。
「ごめん…」
いつもなら反発していたが、今日は素直に謝る。
そして、加恋の家に向かう。
いつもは楽しくおしゃべりしてたのに…
「………」
「………」
重い空気が流れている。
しばらくして、加恋の家につく。
「加恋ー!おはよー!!」
萌が叫ぶ。
「もえたーん!おはよ!!…ちなっちゃんも…おはよ」
加恋は私を睨んで挨拶をする。
ここでびびっては駄目だ。どんどんいじめられる。ここは、どんなにいじめられても耐えられる、太い精神を身につけなければ…
「加恋!おーはーよ!!」
笑顔で加恋に言い放つ。加恋は少し驚いた表情を見せた。
そして、唯も加わり4人で学校に向かう。
当然私以外の3人は仲良くおしゃべりしてる。
私はもちもんシカト状態なので、しかたなく今日の授業の事を考えていた。
そして、明日から1人で行こうと思った。
「はぁ…」
ため息をつく。これからどうなるんだろう…。
ドンッ
「あ…すいません…」
千夏は人にぶつかってしまった。
その様子を見て加恋達は笑っていた。
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