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「ねえ…どこ行くの?」
私は加恋達にしぶしぶ付き合う。
「んー?着くまで秘密!」
そう言って、どんどん階段を上がって行く。
そして、しばらく上がると、1つの扉の前で立ち止まる。
「ここ…屋上?」
「そうだよ♪さあ行こう!」
唯が扉に手をかける。
「あれ…?開かないよ?」
唯は扉を引いたり押したりしている。
「鍵かかってるんじゃない?」
萌がポツリと言う。
すると、加恋が待ってましたと言わんばかりの顔で、
「じゃーん♪屋上の鍵を職員室からパクってきました♪」
「「おお!すごい!!」」
唯と萌が同時に言った。
「ねえ、まずいって。勝手に盗っちゃ」
私は心配になり、加恋達に言う。
「平気だって!あとでバレないように戻しとくし♪」
私はまだ心配だったけど、口だししても無駄なのでやめといた。
「じゃあ開けるよー♪」
ガチャガチャ…ガチャリ!
「よし!開いた!」
そして加恋達は屋上に入り、私も入った。
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