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その頃美奈は、教室の窓から外を眺めてた。
「千夏、遅いなあ…」
ボーっとしてると、いきなり
「…ぁぁあああ!!」
ドサッ!!
「な…何!?」
美奈は、急いでベランダにでてみる。集まってきた野次馬をかき分けて下を覗くと、花壇に人が倒れてる。よく見ると見たことがある人だ。
「えっ…あれ…千夏!?」
千夏だった。
「千夏!!千夏ぅー!!?」
美奈はベランダから千夏のそばに飛び下りようとしたが、ここは3階なので生徒達が美奈を止める。
「いやあぁぁっ…!!放してぇ!!放してよお…!!千夏ぅ…!」
美奈は泣き叫び、千夏のそばには先生達が集まってくる。
「…おい、3年の千夏ちゃんじゃないか!?」
「きゅ…救急車を呼べ!!」
「まだ息はあるわ!」
美奈は、先生達の行動をただただ、泣き叫びたがら見ることしか出来なかった。
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