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チュンチュン…
「ん…もう朝かあ」
私はゆっくり体を起こすと、美奈はまだ寝ていた。
「美奈~!起きてよ~」
私は美奈の体を揺さぶる。
「ん…。って千夏!?もう平気なの!?」
美奈は起きた途端、ビックリした表情を見せた。
「え…?何が?」
「覚えてないの…?昨日、学校で千夏が屋上から…」
美奈は悲しそうな表情を見せる。
思いだした…。私は屋上に連れて来られて、そのまま屋上から…
落ちたんだ。
「じゃあ…ここは病院?」
「そうだよ。ここは、東総合病院。…てか体痛くない?」
「うん…痛っ!!」
立ち上がろうとしたら、足が痛くて立ち上がれない。しかも足には包帯がたくさん巻かれてる。
「大丈夫!?無理しないでね!」
「うん!ありがと!…てか美奈、学校は?」
「休んだ♪」
「えぇ!いいの?」
すると、私の病室に院長らしき人がきた。
「あっ…じゃあ、あたしは帰るね!またあとで♪」
そう言うと、美奈は病室をでて行った。
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