存在

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「いただきます!!」 みんな一斉にお弁当を食べ始める。 私は加恋達と食べれた事が嬉しくて、笑顔があふれてる。 しかし、甘かった。 加恋達は私の存在はないかのように、3人でおしゃべりしてる。 「せっかく一緒に食べれたのに…」 最初はテンションが上がってたが、だんだん下がってくる。 ふと頭にある事が思い浮かんだ。 『なんでいきなりシカトされたんだろう』 すごく知りたかった。でも聞きづらい。でも聞かないよりは…。と考え、理由を聞く事にした。 「あのさぁ…」 「…何?」 「なんで…なんでいきなりシカトしてきたの?」 3人は笑顔でたった一言。 「キモイから」 私はとりあえずその場しのぎで 「えへへ。キモくてごめんね」 笑顔で答えた。 しかし私の心は泣いていた。悲しかった。
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