第2話 想い

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小さな優しさが嬉しくて仕方なかった でも私だけが特別なんじゃない 笹沼君は 皆に優しい だから 男子問わず人気がある きっと 私以外にも 笹沼君に 想いを寄せてる人はいるはず… 私は傘をにぎりしめ 教室を出た 帰り道は 幸せな気持ちでいっぱいだった 明日 ありがとう そう言って返そう そう決め 私は小さな拳を握りしめた
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