第1話 きっかけ

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着いた場所は 体育館裏だった 座るように指示されて 私は座った すると その男子生徒も座って 話を始めた 「俺、同じクラスなんだけど名前解る?」 私は正直クラスメートの顔と名前が一致してなかったので 首を横に振った すると その男子生徒は 頭をポリポリかいて こう 言った 「笹沼…っていうんだ!君は須藤さんだよね?」 私は縦に首を振った すると 笹沼君は にっこり笑い 「初めて首を縦に振ったね」 そう一言…言った 笹沼君は 最後にこう言って 帰っていった 「また教室でね!くだらない話で呼び止めてごめん!」 … 笹沼君は それから 目が合えば おはよう とか ばいばい って言ってくれた 頑張れ! そう一言励ましてくれた 時もあった 何を頑張れ って言いたかったのか わからなかったけど そんなの どうでも 良かった 人の暖かさが 嬉しかった
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