僕は猫

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それは、ある秋の日だった。 塀の上を歩いていると、いい匂いがしてきたんだ。 僕の経験からして、それはサンマを焼く匂いだとわかった。 その先には人間様がいることがわかっている。 行くだけ無駄? そんな事は無い。隙あらばサンマを盗ってきてやるさ。 早速、よだれを垂らしながら僕は匂いのする方へ向かった。  
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