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おばあさんの家の中は、広くて…少し古い匂いがした、しかしミーにとってそれは、好きな匂いだった。
『さぁさ…食べなさい…』
テーブルに沢山のお菓子が並べられた。
『うわぁーっ、健太これ綺麗…食べたい。』
ミーはグミを見て興奮した。
『あれ…食べるのかな?』
健太は一つを摘んでミーの前に置いた…
『違うよぉ…あの夕日の色したやつ~!』
出されたお菓子を退け、更に鳴くミーを見て健太は。
『好きなのを食べな…』
『本当?本当にいいの?』
ミーは健太の顔を覗き込んだ。
健太は優しく頷いた…
ミーはオレンジ色のグミを取ると口に入れた…
美味しーいっ!
ミーは夢中で食べた。
『あはははっ、ミーちゃんはグミが好きなんだ!』
健太とおばあさんは暫くその姿を眺めた。
日が暮れて健太は身支度を始めた…
『おばあちゃん、そろそろ行くね。』
『まだいいじゃないか、おじいさんも帰ってくるよ。』
『うん…明日バーベキューに行くから朝早いんだ。』
おばあさんは優しい顔で言った。
『またおいで…ミーちゃんもね。』
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