第四章…故郷

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おばあさんの家の中は、広くて…少し古い匂いがした、しかしミーにとってそれは、好きな匂いだった。 『さぁさ…食べなさい…』 テーブルに沢山のお菓子が並べられた。 『うわぁーっ、健太これ綺麗…食べたい。』 ミーはグミを見て興奮した。 『あれ…食べるのかな?』 健太は一つを摘んでミーの前に置いた… 『違うよぉ…あの夕日の色したやつ~!』 出されたお菓子を退け、更に鳴くミーを見て健太は。 『好きなのを食べな…』 『本当?本当にいいの?』 ミーは健太の顔を覗き込んだ。 健太は優しく頷いた… ミーはオレンジ色のグミを取ると口に入れた… 美味しーいっ! ミーは夢中で食べた。 『あはははっ、ミーちゃんはグミが好きなんだ!』 健太とおばあさんは暫くその姿を眺めた。 日が暮れて健太は身支度を始めた… 『おばあちゃん、そろそろ行くね。』 『まだいいじゃないか、おじいさんも帰ってくるよ。』 『うん…明日バーベキューに行くから朝早いんだ。』 おばあさんは優しい顔で言った。 『またおいで…ミーちゃんもね。』
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