第四章…故郷

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『そっかぁ…マーサ人間になったんだ…良かった…あの子人間に憧れてたもんね。』 『ミーは?なりたいの…?人間に。』 『う…うん……好きな人が出来たの…』 ミーは照れながら言った。 『そっか…なれるといいね!』 ショコラ・ブルーは青い瞳をウィンクして言った。 『ありがとう…』 ブルーは聞き返した。 『ありがとう…?何それ?』 『ありがとうは、嬉しい時や…大切な友達に言う言葉だよ。』 『へぇ~。ありがとうか…素敵な言葉だね。』 『おーい!ミーちゃーん!』 健太が遅いので心配して探しにきた。 『あっ…あれがミーの好きな人だね!』 ブルーは悪戯な笑いをした。 『えっ……う…うん………』 ミーは真っ赤になった。 『ミーちゃん!』 健太はミーを抱き上げた。 『あれっ…熱っぽいな…』 ブルーは笑った… 『友達が一緒だったんだ!よろしく…健太です!』 ブルーは健太を顔を暫くみて背を向けた… 『ミー!素敵な人ね、人間になれるよう祈ってるわ!バイバイ…』 走り去るブルーにミーは胸の中で、ありがとうと呟いた…
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