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『あたし…人間になったら!お母さんに大きな家に住んでもらう!お風呂もあって…フカフカな寝床で。』
『ありがとう…ミーちゃん…』
ミーの瞳から涙が溢れた…
『着いたよ…ミーちゃん。』
健太の声にミーは目を覚ました…
白い家…
『さぁ…行こう…』
健太は家に入ると二階の自分の部屋に入った。
そこは…当にミーが夢見ていた景色が広がっていた…
健太はそっとミーを下ろすとミルクの用意をしに下に降りた。
これが…人間の暮らし…
恐る々…CDデッキに触る…
カチッ…
電源ボタンに触れいきなり流れ出す音楽…
健太が聴いてる流行りの曲が流れた…
あたし~の~帰る…家は~・・ここにあ~る~から~・・・ん~ありがとう…優しい貴方の~腕の中で眠り~たい~・・
ミーはその曲を暫く聴きいった…
素敵な歌……
ミーはジュウタンの上でいつしか眠りに付いた…
ガチャ…
『あれ…ミーちゃん…また寝ちゃったんだ…ふふっ…疲れてるんだね。』
健太はミーを自分のベッドで寝かすと布団を掛けた…
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