第三章…嫉妬

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嫌だよ…健太…そんなメスにやらせないで… ミーは嫌がった! 『あ~ん!飲んでくれない…』 奈美江は無理矢理口に哺乳瓶を持っていった。 『やめてっ!しつこいわよ!』 ミーは奈美江の指をひっかいた! 『きゃーっ!痛い!』 奈美江はミーを放り投げた。 健太が慌てて駆け寄った。 『大丈夫かい?原田さん…』 『う…ん…』 『こらっ!ミーちゃん駄目じゃないか!』 健太の剣幕にミーは泣き出した。 『何でだよーっ!あたしわ…そのメスからミルク飲みたくないのに~!』 『あ…あたしは大丈夫だから…』 奈美江は困った顔で言った。 健太はミーを抱き上げると顔を近付けて言った… 『ミーちゃん…今のは悪い事だよ…原田さんに謝って。』 『健太は…あたしより、そのメスがいいのー?それが悪い事なら…あたし…あたし人間にならなくていい!』 また泣き出すミーに健太は言った。 『よしよし…解ったんだね…』 『健太…解らないの?あたしわ…』 ミーはおとなしくなった…
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