第四章 ~絶望の時刻~
3/4
読書設定
目次
前へ
/
12ページ
次へ
間違いない。 僕は事故にあってから27年間も意識不明になっていたのである。 ふと、妻の顔が思い浮かんだ。 妻の事を医者に聞くと僕は愕然とした。 妻は、僕が意識不明になった翌日、この部屋の窓から気が狂ったように飛び降りたそうだ。 僕は今やっとわかった。 さきほどの暗闇は真の絶望ではない。 あれは絶望の前触れだったということを。 今のこの瞬間こそが、真の絶望だということを……。
/
12ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!