第一章 ~暗闇の中で~

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そこはこの世の果てであった。 そこに見えるものは闇と絶望だけであった。 「僕はどこにいるのだろう?」ただ意味のない質問が自分の心の中で繰り返された。 答えなどは返ってこない。 そんなの、わかりきっていたことだ。 僕はひたすら走った。 だが、見えてくるのはやはり闇と絶望だけであった。 僕はどうやってここにきたか、そしてここにくる前はなにをしてたのか、その記憶が全くない。
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