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明日香ちゃんは、そっかと言って、
「まぁ一緒のクラスになれるといいわね」
「うん!」
一階分多く階段を上って思うことは、色々あるんだけど、とりあえずはもの凄く早い1年であったことと、また仲良しのお友達と一緒のクラスになりたいなってこと。
だからクラス発表は結構楽しみなのです。
クラス発表の紙が掲示されているところでは人だかりが出来ていて、ちゃんと見れるかは少し心配だな。
だけどそんな心配もいらなかったみたいで、その人だかりの中から女の子が手を振ってくれていた。
「優奈ちゃん、明日香ちゃん、おはよう」
「あ、美帆(ミホ)ちゃん。おはよー」
この子は綾瀬美帆(アヤセミホ)ちゃんで、明日香ちゃんと同じくわたしの1年生のときからのお友達なのだ。
「またみんな同じクラスだよ」
「ホント? よかったね、明日香ちゃん」
「まぁ切っても切れない縁ってやつね」
それから3人で笑って、たくさんのお喋りをして、こんなにも楽しい毎日がこれからもずっとずっと続くんだと疑いもせずに思ってたんだ。
あの寂しそうな瞳の女の子に――璃音(リオン)ちゃんと出会うまでは。
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