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「おそーい! 一体いつまで待たせる気?!」
「まぁまぁ明日香ちゃん。優奈ちゃんもちゃんと来てくれたんだし……」
「それにしても待たせすぎよ! 私も朝に遅れたから多少は許すけどね、あまりにも遅いわ。どこで何してたの?!」
う~ん。まさかこれほどまでに明日香ちゃんに怒られるとは……。美帆ちゃんも庇ってはくれているんだけど、明日香ちゃんに気迫負けしてるんだよね。
まぁそもそもはわたしが悪いんだけど、明日香ちゃん達が待ってくれていた校門に着いた頃には、明日香ちゃんの怒りはすでに爆発寸前だったみたいです。それでわたしが来たことで爆発しちゃったのですよ。
たはは。って笑い事じゃないね。
実際にこの状況もそれほど笑えることじゃなく、わたしは明日香ちゃんに芝の上に座らされています。
「えっと、明日香ちゃん。もう許してあげようよ」
「む~、仕方ないわね。今回は許すわよ」
「たはは、ありがと」
「あー、もー! なんでそんなヘラヘラしてんのよ!!」
「だって、すごく楽しいよ」
「楽しくなーい!!」
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