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きらきら【全４ページ】

そのえらい人の横にちょこんと立っているヤツがいた。
まさにちょこんという言葉があうくらい華奢だった。
「今日から入る藤森慎吾くんだ。歳も中田と一緒だから面倒をみてくれ」
えらい人は華奢な男を俺に紹介した。

綺麗に整っている顔、真っ白すぎるくらいの肌、何よりも俺を惹き付ける瞳。
まるでキラキラ光る宝石のようで、少しドキドキした。
「あの…何かついてますか？」
あまりに俺が藤森の顔を見つめていたせいか藤森は眉を八の字にする。
「いや…なんでもないっす」
軽く笑っておどけてみた。
相手に気付かれるほど見ていたとは、恥ずかしくてもう顔なんて見れやしない。