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クリアはゆっくりそこいらを探索した。
入り組んだ路地を適当に歩いている。
しばらく歩くとふと思い出した。
"迷うと出てこれない"
と現在任務中の一弥と迷ったグレイが言っていた。
クリアはハッとなり、辺りを見回す。
しかし、目に入るのは路地のみ。
自分が何処から来て、何処へ進めば良いか分からない。
「ひょっとして……迷った?」
クリアは冷や汗をかき、首をかしげた。
顔が笑っているのだが、目が挙動不審だ。
あちこちをチラチラ見ている。
完全に迷ったようだ。
つっ立っていても埒があかないので、ひとまずあてもなく歩き始めるクリア。
しかしその行動は間違っていて、ますます訳の分からない道に入ってしまった。
流石のクリアも焦り始め、どうすれば良いのか分からなくなってしまった。
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