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暗い闇の中に黒い影の少年と赤毛の少女が現れた。
「やはり現れたね…太陽少年ジャンゴ………」
「しかしあのような少年に、伯爵はともかく、クイーンまでもが敗れるとは」
「あなどってはいけない…彼には太陽と月、2つの血が流れているんだ…それにクイーン、いやヘルは、自らのいるべきところに帰っただけだよ………さあ、邪魔の入らないうちに事を進めなければ…眠りの姫が目覚めのキスを待っている…彼らの足止めは任せたよ」
「…はい………器の方はいかがなさいますか?」
「今はまだ好きにさせておくさ…その魂がすべて闇に沈むまではね………」
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