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遂にジャンゴは太陽の街サン・ミゲルにたどり着いた。
街は商店街とその周りだけ形を保っていた。
街の中を進むと、さっきの魔法少女と隣に小さな女の子がいた。
「無事来よったな。くさっても太陽少年や」
と魔法少女は話し掛けてきた。
それとジャンゴを見た小さな女の子は魔法少女の陰に隠れた。
「さっきは助かったよ…ところ、その言葉遣い……君はひまわり娘?」
「さすが太陽少年やな。よく知ってるな!うちは星読みのサジや!!ひまわり娘ちゅうのはうちのば……師匠の若い頃の二つ名ちゅう訳や」
「父さんと一緒に世界を救ったと聞いてる」
「うちは師匠の星読みに従いこの街にきたんや。世紀末の終わりを見届けるために」
「世紀末の終わり………サジの師匠がそう言ったの?」
「そうや…」
太陽と月、闇に帰りし時
くさびたる太陽の街
大いなる黄昏に包まれ
深き影を生まん
そは終末を呼ぶものなり
「……あのヴァンパイアといい……いったいこの街に何が……?深き影とは…?」
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